松田聖子
永遠のアイドル、その光と影
1. デビュー:南風のような衝撃
1980年4月1日。楽曲「裸足の季節」でデビュー。瑞々しく透き通るような歌声と、お茶の間を一瞬で虜にする笑顔。彼女の登場は、70年代の山口百恵による「翳(かげ)のある歌姫」の時代を終わらせ、明るく眩しい「80年代アイドル」の幕開けを告げるものでした。
2. 社会現象:聖子ちゃんカットと「ぶりっ子」
彼女のヘアスタイル「聖子ちゃんカット」は、当時の全国の女子中高生が模倣し、街中に同じ髪型の女の子が溢れるという空前絶後のブームを巻き起こしました。また、彼女の徹底した可愛らしさは「ぶりっ子」という言葉を生み出しましたが、それは同時に彼女が自分自身の「アイドルとしての見せ方」を完璧にセルフプロデュースしていたことの証でもありました。
3. 音楽的功績:超一流の制作陣との共鳴
「赤いスイートピー」「渚のバルコニー」「風立ちぬ」。松本隆(作詞)、呉田軽穂=松任谷由実(作曲)、大瀧詠一といった、当時のニューミュージック界の巨匠たちが彼女に楽曲を提供。アイドルの枠を超えたクオリティの楽曲群は、今なお日本のポップスにおけるバイブルです。